めっきとは
金属または非金属製品の表面に、金属の薄い皮膜をかぶせる技術を「めっき」といいます。太古の時代、仏像や土器などの対象物を腐敗などから防ぐための生活の知恵が進化し、今では寺社仏閣の建物や仏像、家電製品の基盤など、実に多種多様な製品に施されています。めっきはカタカナで表記されることが多いため、外来語のように捉えられますが、実は日本語。英語ではPLATING(プレイティング)といいます。
ABOUT PLATING
ABOUT PLATING
金属または非金属製品の表面に、金属の薄い皮膜をかぶせる技術を「めっき」といいます。太古の時代、仏像や土器などの対象物を腐敗などから防ぐための生活の知恵が進化し、今では寺社仏閣の建物や仏像、家電製品の基盤など、実に多種多様な製品に施されています。めっきはカタカナで表記されることが多いため、外来語のように捉えられますが、実は日本語。英語ではPLATING(プレイティング)といいます。
The Roots of Plating
PRECIOUS METAL COMPOSITION
金の純度(品位)表示はカラット法により24分率で表示されます。24金は金の含有率が24/24であることを示し、24KやK24と刻印します。Kはカラットの頭文字です。24Kでは軟らかすぎて傷が付きやすいので、主にジュエリーには18Kが使用されます。他の金属を加える割合を変えることで硬さや弾力、性質が変わり、イエロー・ピンク・ホワイト・グリーン・レッドなどの色を出すことができます。
ホワイトゴールドは純金に白い色をしたパラジウムを加えたもの。18Kホワイトゴールドとは、重さで純金75%とパラジウム等を25%混ぜたもので、WG18Kと刻印されます。中にはイエローやピンクの上からロジウムめっきをした製品もありますが、それをホワイトゴールドと称してはいけないとされています。また、以前はパラジウムの代わりにニッケルが使用されていましたが今はパラジウムが主流となっています。
金は太陽に、銀は月にたとえられるように、青白く銀色の輝きを放ちます。可視光線すべての波長に対し反射率が大きく、電気と熱の伝導度は金属の中で最も高い性質を持っています。ちなみに、その性質を活かして導線や端子に銀を用いた音響機器は最高級とされ、マニアの間で評価が高いそうです。ジュエリーの場合で知っておきたいのは、銀は空気中の水分などと反応して表面が黒ずみ、光沢を失います。これを銀の硫化と呼びます。
プラチナは白金と書き、白い金と読めることからホワイトゴールドと混同されやすいのですが、全く別の貴金属です。プラチナは金に比べて比重が重く、融点・沸点・硬度が高いのが特長です。銀色の光沢をもつ金属で、化学的に非常に安定しています。最古のプラチナ製品は、紀元前720~659年ごろの作とされる、エジプト・テーベの遺跡から出土した「テーベの小箱」。ルーブル美術館に収蔵されています。
ロジウムの塩の水溶液はバラ色をしているためか、ギリシャ語のバラ色から名づけられました。ロジウムは非常に硬い金属で、摩擦や変色への耐性が強い金属です。この特性を活かして、酸化せずに非常に硬いめっきとして利用されているのがロジウムめっきです。めっき加工するには、硫酸塩を水に溶かして電気分解します。非常に反射率が高いので、光学器械の反射面によく利用されます。
水素ガスを結晶の中に溶かしこんでしまう特性があるパラジウムは、水素吸蔵合金としてよく利用されます。価格が不安定なため、ニッケルなどの金属への代替が進められています。白色光沢のめっきで純パラジウムと、パラジウム・ニッケル合金めっきがあります。金めっきの下地として耐食性をあげる役割のほか、ロジウムの代用品の銀白色めっきとしても使用されます。
PLATING TECHNOLOGY
中国の秦の時代の兵馬俑(へいばよう)遺跡からクロムめっき加工された長さ90センチの長剣が発見されました。剣は約2200年前以上経過した今でも光沢があり、重ねた新聞紙を切断するほどの切れ味をもっているというから驚きです。この剣のほかにもクロムめっき加工された矛や刀、大量の矢じりが同時に出土されました。この剣の技術について残された書物はなく、なぜこのような技術があったかということは謎のままです。
実際には「メッキ」という名前の魚はいませんが、ロウニンアジやギンガメアジなどの銀色に輝くトレバリー類の幼魚を総称して「メッキ」と呼んでいます。本来は南方系の魚で夏の終わり頃になると南の海から潮に乗って流れてきます。しかし、寒い冬が近づくと、低下する水温に耐えきれず死んでしまうとか。ただし、温排水の流れ出している場所に限っては越冬し、大型化している魚もいるそうです。
金属表面処理のことを英語で「metal finishing」といいます。一般的な金属製品は、酸化しないよう塗装、めっき、化成処理、溶射など何らかの処理を施します。この処理を施していないものはfinishされておらず、unfinished(未完成)といいます。スポーツの体操競技でも最後のfinish時点でのキメが競技の得点を大きく左右します。金属材料の酸化・腐食がなくならない限り、finishという仕事はなくならない分野といえます。体操同様に、よりよいfinishを追求したいものですね。